高学年選手のバット選び

初心者（小学生低学年）は軽いバットがおすすめですが野球に慣れてきた選手（小学生高学年）は重いバットがおすすめです。
重いバットは打球の飛距離が出やすくなります。
軽いバットを使っていて打球が飛んでいかないという選手はより重いバットを使用することで飛距離を出すことができます。

高学年になると速いボールを投げる選手が増えてきます。
軽いバットでは速いボールに当たった瞬間、押し負けて飛距離が出なくなってしまいます。

中学年（小学3年生・小学4年生）・高学年（小学5年生・小学6年生）になり、野球に慣れてきた選手は飛距離を伸ばすことができる高機能バット（複合バット）もおすすめです。
（ミズノが生産しているビヨンドマックスシリーズ等）

また、バットバランス等もバット選びで重要なポイントになります。
バットバランス重さがスイングに影響を与えるので、自分に合ったバランスを見つけましょう。

カウンターバランス：バットグリップ寄りに重心があるので力があまり無い選手におすすめ
ミドルバランス：バット中心付近に重心があるので幅広い選手に対応しているバランス
トップバランス：バット先端寄りに重心があるのでバットを振る際の遠心力がかかりやすく飛距離を出しやすい

重いバットに慣れるには？練習方法は?

飛距離を出すために重いバットを使いたい！だけど力が無くてうまく振れない・・
そういった選手はどのように慣れて行くのが良いのでしょうか。

力を付け、バッティングを上達させるためには素振り、バッティングセンター等の練習が効果的です。
バッティングセンターでの練習をする場合には、バッティングセンター備え付けのバットを使うようにしましょう。
バッティングセンターのボールは通常の軟式ボールよりも固い設計になっています。
そのため、自前のバットでバッティングセンターのボールを打つとバットがへこんでしまうという現象が起きるので注意してください。

どうしてもバッティングセンターで自分のバットを使いたいという人は【木製】のバットがおすすめです。
木製バットは金属バットよりも飛距離が出ないので練習用に最適です。
また、重さも重いので力を付けやすく、硬いバッティングセンターのボールを打ってもへこむことが無いので安心です。

中学・高校でも野球を続ける方

中学生野球では中学生軟式、中学硬式野球（ボーイズリーグ等）の大きく分けて2種類の野球があります。
小学生野球では硬式野球をする環境はあまり多くありませんが中学生以降は硬式野球をする機会が増えてきます。

中学軟式野球では大人用（一般軟式）のバットを使用することになります。
（重さの目安 650ｇ平均～800ｇ平均程度のバットを使用）
中学生から中学野球を始める選手は軽めの650ｇ程度のバットがおすすめです。
中学硬式野球（ボーイズリーグ等）を始める場合にはより重いバットを使用することになります。
（重さの目安 800ｇ平均～850ｇ平均程度のバットを使用）

高校野球を始める場合にはさらに重いバットを使用することになります。
（重さの目安 900ｇ平均のバットを使用）

低学年時には気にしなくても良いのですが、中学・高校と上の学年でも野球を続けるという選手は、高学年のうちから重いバットを振り込んで練習しておくと重いバットにも対応できるようになります。
子供の頃には実感しにくいですが、中学・高校に進む頃には自分の体に合うバットがわかるようになってくると思います。
（素材、バランス、グリップ形状、好みのプロ野球選手モデル等）

友人のバットを試しに使わせてもらったりしながら自分の好みに合うバットを見つけましょう。

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