山では登山者同士の「こんにちは」という挨拶が定着しています。すれ違うときは「こんにちは」、追い越すときは「お先に」と挨拶をしましょう。 息が苦しいときは、軽く会釈をするだけでも十分です。
登山道では登ってくる人が優先で、下りの人が道をゆずるのが基本です。しかし、このルールにとらわれ過ぎず、登山道の状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。
公共交通機関では、周囲に気を配り、迷惑にならないように心がけましょう。ザックは網棚など、他の乗客のじゃまにならない場所に。ストックはキャップをつけてザック内に収納するか、手に持ちましょう。ザックが汚れている場合は、ビニールを掛けておきましょう。
休む時は、道標、案内看板、石碑、三角点、分岐地点の周りを避け、ザックやストックは通行する人の邪魔にならない場所に置きましょう。
自分の出したゴミは、必ずすべて自宅まで持ち帰りましょう。ちょっとした生ゴミも、そこに含まれる菌が山の動植物に影響を与える可能性があります。タバコのポイ捨ては山家事の原因になるので絶対にやめましょう!
登山道を外れることは道迷い、遭難につながります。さらに、貴重な植物を踏み潰してしまう可能性もあります。また、ストックを登山道以外で突くことで植物が傷んだり、表土が削れ、雨で流され、浸食が進んでしまいます。美しい自然を残すためにも登山道以外に踏み込まないように心がけましょう。
小屋の指示や利用のルールに従い、使用料、チップは必ず払いましょう。トイレが途中でどうしてもない場合は、水場や沢を汚さないように離れた所で用をたして、穴を掘って排泄物を埋めましょう。 使用済みの紙は必ず持ち帰ること。山に入る前にトイレを済ませておく事が大切です。